躁鬱の随に。

躁鬱人が人知れず想いの丈を綴った記録。

躁を抑えるコツ。

今日は昼に一人法要が一件あった。

その後は洗濯などの雑事を済ませ、ゆっくりしていた。

やはり頭がオーバーロード気味で、今日は休んで正解だった。

 

 

主治医に言わせると、躁を抑えるコツは「やりたいことをやらないこと」らしい。

軽躁時は何かやりたくて仕方がないが、そんな時にグッと堪えてじっとすることが抑えになるとか。

 

この「やりたいことをやらない」辛抱は、割と根気がいる。

頭のブレーキをかけるときにも、頭にグッと負荷がかかる。

 

しかし、瞬間的な衝動を耐えれば、やがて頭が休みを欲する。

そこで初めて、休息が必要だったのだと思い知る。

 

 

躁鬱病患者が躁鬱病たる所以は、ドーパミンの過剰分泌にある。

このドーパミンは、成功報酬系の神経伝達物質で、快楽ホルモンの一つだ。

 

何か物事をやり遂げた時に達成感を感じるのはこのホルモンのおかげだ。

その快楽を忘れられず、衝動的な行動を重ねてしまう躁鬱病の問題行動は、ここに所以がある。

 

 

ちなみに、飲酒時や、スマホの長時間使用などでも分泌される。

頭を活性化させ、記憶の定着を促す有益なホルモンだが、中毒になるとかえって脳にダメージを与えてしまう。

 

ドーパミン中毒から遠ざかることが病状の安定につながる。

よくよく振り返ってみると、躁状態とは言えなくとも、中毒症状を引き起こしている生活場面はあるものだ。

 

最近はスマホ依存を極力抑えようと、Kindleでの読書時間に置き換えるなどして工夫している。

この一週間は、スマホのスクリーンタイムを1日平均4時間以内に抑えることができた。

仕事で使うGoogleマップの使用時間もあるので、プライベートの使用は3時間程度に抑えるよう意識している。

 

 

日常生活の躁によるエネルギーの浪費は、まだまだ節約できるように感じる。

5月からは毎日のように仕事が入り、低燃費で頭を休めながら動き続けることが課題となる。

今のうちに、自分の生活の波を把握し、改善していきたいと思う。