躁鬱の随に。

躁鬱人が人知れず想いの丈を綴った記録。

やってから考える。

今日は夕方に仕事が入っている。

現在絶賛現実逃避中だ。

 

しかし、現実逃避ほど気力を消費するものはない。

逃避して考えないようにするものの、ことあるごとに用事がチラつく。

 

逃避は気休めにならない。

 

結局は、さっさと済ませてしまうのが吉だ。

本当に嫌になるのは最初の走りだしだけ。案外やっているうちに勢いづくものだ。

 

ただ、それでも後回しにしてしまうのが人の常である。

やったら早いのはわかっちゃいるが、やりたくない。

 

結局ギリギリになって焦り、もっと早くやればよかったと後悔する。

 

大学時代、あまりに自分から行動に移せなかったことから、周りに意見を求めたことがある。

その時の、ある先輩の言葉が今も金言として自分の中に残っている。

 

それが、「やってから考える」というものだ。

つまりは、思い切って何も考えずにやる。

 

やる前から考えてもしょうがない。

あれこれ気に病む前に、とりあえずやる。

 

僕も、やる気を出すメソッドなど漁ったこともあったが、結局はこの一言に尽きる。

よく言われることだが、やる気はやっているうちに出てくるものであり、やる前から探すのは徒労に終わる。

 

あと、本を読んで参考になったのは、やりたい行動を細分化することだ。

つまりは、「小さなステップを踏む」ということ。

 

例えば勉強なら、とりあえず本を開き、一行だけ読む。

ライティングなら、とりあえずPCを起動し、一行だけ書く。

 

最初の取り掛かりのステップを限りなく小さなステップへ変える。

取り掛かることさえできればこっちのもの。人間、やり出すと止まらない。

 

毎回、自分のエンジンの掛け方には随分と悩む。

とはいえ、「やってから考える」「小さなステップを踏む」の二つを実践するようになってから、だいぶ意識が変わるようになった。

 

行動に必要なのは、思いきりだ。

「やってから考える」そう念じながら、午後の準備を始めることとする。

今日も、小さなステップを踏む。