躁鬱の随に。

躁鬱人が人知れず想いの丈を綴った記録。

リプレイの効かぬ経験。

今日は初めての一人法要を終えた。

集中豪雨後の夜風が涼しいのも相まって、今日はよく眠れそうだ。

 

鈴虫の音色が聞こえる。

季節はもう秋だ。

 

秋の夜長に何か取り組みたいと思うが、なんとも当てがない。

久々にクラシックギターでも引っ張り出してみようか。

 

ゲームだって悪くないと思う。

なんだか、とびっきりの冒険をしたい気分だ。

 

僕が中学生の頃はちょうどモンスターハンター2ndが流行った時期で、僕も2ndGでハンターデビューを果たした。

新たなフィールドに乗り出すあの躍動感を、今も覚えている。

 

年2回、誕生日とクリスマスに買ってもらうソフトを遊び倒すのが当時の僕の矜持であった。

もれなく、モンハンも遊び倒した。

 

総プレイ時間は600を超える。

よくもまぁ一つのソフトをやり込んだものだ。

 

昔取り組んだ生き生きとした時間を思い出して、同じモンハンシリーズを遊んでみるのだが、どうにも熱量がない。

やはり、その時にしか味わえない高揚感というものはある。

 

熱中できるものが見つかると、はまりすぎて他ごとに手がつかなくなって困るものだが、はまれるうちにとことんハマるのが正解だと今更ながら知る。

 

そうした経験は、かけがえのない思い出として残る。

そしてそれは、もう二度とリプレイが効かない。

 

しかし、思い起こせば鮮明にその瞬間が蘇る。

この躍動感を得るために、今を生かされているのかもしれない。

 

新鮮で斬新な、冒険に乗り出すような感覚。

心躍る躍動を、また味わいたいものだ。