躁鬱の随に。

躁鬱人が人知れず想いの丈を綴った記録。

思い出の品が蘇る。

今日を終えた。

今日は午前中に買い出しに行き、午後はのんびりと過ごした。

 

買い出しのついでに、さかえドライというクリーニング屋さんにお願いしていたジーンズを受け取ってきた。

だいぶ色褪せていたので、染め直しを頼んでいた。

 

 

出来上がりは新品かと見紛うほどの出来だった。

一万かかったが、元々値の張るジーンズだったので買い直しより安く済んだ。

 

G-Ster RAWのD-STAQという黒いジーンズで、調子が悪かった頃に母親が買ってくれたものだ。

当時の僕はお気に入りの一着を着回す主義だった。2、3年は履き潰しただろうか。

 

鬱の真っ只中で、少しだけ出かける気持ちが軽くなったのを覚えている。

足にフィットする感覚が好きだった。

その後の休学中の介護施設でのアルバイトでも、これを履いて出勤していた。

 

 

以前京都で入院していた時、母親を亡くしていた患者さんに「母親からの贈り物は大事にした方がいい」と絞るような声で言われたのを思い出す。

 

思い出の品が蘇ってよかった。

思い入れのあるものは何物にも代え難い。

大切に履いていこうと思う。