躁鬱の随に。

躁鬱人が人知れず想いの丈を綴った記録。

一年を振り返って。

今日で丸亀の寺に戻ってちょうど一年が経つ。

この一年でだいぶ心境の変化があった。

 

当時は進歩がないように思い過ごしていたが、振り返ってみると、ひと月ごとに新しいことに挑戦していて、それなりの進歩があったように思う。

 

短期的にみると一進一退だが、長期的に見てればそれなりに進んでいるものだとわかった。

成長に焦りは禁物だ。

 

寺に来て最初の1、2ヶ月は生活に慣れるので精一杯だった。

生活に慣れ始め、環境が整いだすと、報恩講での初めての父と二人でのお参りが始まり、それが終わると住職になるための教師講習へ通い出した。

 

年が明けるとWebライティングを始め、描いた絵や作曲した曲などの創作物を、オンラインで公開する環境を整えた。

春にはバイクの教習所に通い、それが終わると教師教習への準備が本格化し、五月末から六月上旬までの10日間、教師修礼のため西山別院へ籠った。

 

教師教習が明けると、彼女へプロポーズし婚約が進む。

七月からブログでの毎日更新が始まり、八月からは初のお盆参りでの一人参りが始まり、今に至る。

 

重大イベントが目白押しのなかで、環境の変化による体調不良に悩まされた。

しかし、それを乗り越えてみると、当時は考えられなかったような活動量をこなせている自分がいる。

 

今でも体調不良の波に襲われることはある。

しかし、だんだんとそのリカバリーに慣れてきた。

 

寺に来た当初は、ここまで事が運んだ幸運に感謝すると共に、いち早く浮き足立っている足を地につけにゃいかんと焦っていた。

ようやく今、体調も落ち着き、地に足をつけられている実感が湧いている。

 

順調な時こそ、慎重にならなければならない。

それは、今も気をつけていることだ。

 

今後、様々なライフイベントがある中で、着実に前を見て進んでいかねばならない。

一進一退。それでも進む。

その気概は、まだ見ぬ明日を呼び寄せる。