躁鬱の随に。

躁鬱人が人知れず想いの丈を綴った記録。

安心第一。

今日は診察日だった。

 

主治医には、「順調じゃないですか。」と言ってもらえた。

今の主治医とは、初めて入院した以来、かれこれ5、6年の付き合いになる。

身内以外に、長い付き合いから第三者目線での助言がもらえるのはありがたい。

 

次の春からの新生活についても、「心持ちさえできれば後はどうにかなる」とのアドバイスをもらった。

精神科の診察というものは、日々の暮らしについて診るため、こうした生活のアドバイスをもらえることが多々ある。

 

学生の時、診てもらっていた京都の主治医の助言などは、今も活きている。

一番症状のひどい時期を診てもらい、親身にしてくださった。感謝の一言に尽きる。

中でも、「遠藤君、安心第一を心がけなさい」という言葉は印象に残っている。

 

人生において選択を迫られた時、自分が安心できる方を選びなさい。といった助言だ。

“心安らかな生活“。これが「安心」に込められた意味だ。

 

心穏やかに過ごすと、自身の体調が安定する。

それが実感でき、実践できるようになったのは学生生活を終えしばらくしてからだった。

しかし、今の生活に活きている。

 

自身の暮らしのスタイルが確立することは、それだけで安心につながる。

毎日の繰り返しだからこそ、生活の基盤は重要だ。

 

生活が安定するまで時間のかかった身だからこそ、生活の有り難みがわかる。

安心は、ありふれた生活に宿る。

それを幸せと自覚するかどうかは、自分次第だ。