夏が好きだ。
冬のように寒いと、布団に篭ることしかできなくなる。
横になるには暑く、必然的に活動的になる。
冬に溜め込み、春に芽吹いたエネルギーが体を巡る。
クーラーに頼らず、夏の暑さを味わうのだって悪くない。
汗をかいた後の夏風が心地いい。
蝉の鳴く声を聴いていると、夏が生きている感じがする。
とはいえ、こんな呑気なことを言ってられるのも七月中旬の今だけか。
八月ともなれば、猛暑だ。
クーラーが効いてるならまだしも、一歩外に出るだけで命の危機を感じる酷暑がやってくる。
また今年の夏も耐えなければ。
これを乗り越えれば、実りの秋だ。
四季は、その時々の過ごし方の変化が面白い。
この調子でこうしよう、と決めていても簡単に裏切られる。
その時々を味わうこと。
これは、四季ならではの贅沢だ。